本記事は、2010年2月26日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。

無事にアジア最終予選を突破し、W杯本選出場を決めたサッカー日本代表。
W杯開催まで、もう残り3ヵ月半となった。
最近の親善試合や東アジア選手権では、満足のいく結果を出していないためファンの不安も募るばかり。

岡田監督が目標に掲げたベスト4に入れるのか、今までの日本代表の動向と今後についてG-Search新聞・雑誌横断検索を使い調べてみた。

W杯グループリーグの組み合わせは?

昨年12月に行われたW杯一次リーグ組み合わせ抽選会。
日本は過去2回の準優勝を誇るオランダ、1990年イタリア大会ベスト8のカメルーン、欧州予選を強豪ポルトガルを抑えて勝ち上がったデンマークと同じE組に入った。
一次リーグはこの4カ国で総当り戦を行い、上位2チームが決勝トーナメントに進出する。

この決勝トーナメントに進めなければ目標のベスト4はない。
過去出場した3大会で日本が決勝トーナメントに進めたのは2002年の日韓W杯だけということから、いかに決勝トーナメント進出が難しいかがわかる。

サポーターからブーイングの東アジア選手権

2月2日。W杯イヤー「初戦」として国際親善試合が行われた。
日本代表はベネズエラと初対戦したが、結果はスコアレスドロー。
国内組の主力を集めたものの、相手の守備を崩せずに終わった。

そして、その後6日から開催された東アジア選手権。ホーム開催のメリットを活かし優勝が期待された大会だ。

ところが、初戦の中国戦ではまたもスコアレスドロー。中国はアジア予選を突破できなかったチームで格下相手に得点できなかったふがいなさにサポーターも大ブーイングだった。

次の香港戦では3-0で勝利したものの、ライバル韓国に1-3と惨敗、大会も3位という結果に終わった。

この状況にサポーターの足もスタジアムから遠のいてしまう。サッカー協会は「寒波で気温が低いせい」と言ったがはたして寒いのは気温なのか、代表のプレイなのか・・・

今後の日本代表の予定は?

W杯まで残り3ヵ月半。現在国内で予定されている強化試合は3月に対バーレーン、4月に対セルビア、5月に対韓国となる。

登録選手は5月中旬に発表されるため、韓国戦は壮行試合という形になる。
その後、海外でイングランドとコートジボワールとの対戦が予定されている。

東アジア選手権のふがいない結果に監督の交代を希望するサポーターも多くインターネット上でも議論が盛んだが日本サッカー協会は岡田監督続行を明言した。

1998年フランスW杯の際、カズこと三浦知良選手を外すというサプライズを起こした岡田監督。今回は自分が外れるというサプライズがないように、残りの時間でしっかり強化してもらいたい。

現時点では、不満や不安の方が大きいが、今後の強化試合でそんな不安を払拭するような結果を残してもらいたい。

何はともあれ、本選が始まれば日本代表を応援してしまうのだから。

参考