本記事は、2010年3月4日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。

バンクーバーオリンピックも終わり、スポーツの関心はサッカーワールドカップへと向かっているかもしれませんが、アメリカで再スタートへ向けアツイ闘志を燃やしているプレーヤーがいます。そう、ゴジラ松井秀喜選手です。

今回は松井選手についてG-Search新聞・雑誌横断検索で調べてみました。

日本人初ワールドシリーズMVP選手、新天地で元気をアピール

4年契約最後の年に、ワールドシリーズで大活躍、見事ヤンキースをワールドチャンピオンに導き、日本人選手初のワールドシリーズMVPを獲得したことで、皆さんの記憶にも新しいことでしょう。

ワールドシリーズでは最終戦で4打数3安打6打点と大活躍、ワールドシリーズ最多打点タイ記録を作った松井選手。

しかし、両膝の故障がたたり6年間在籍した古巣ニューヨークヤンキースをはなれ、今期から舞台をアナハイムのエンゼルスに移して再出発をすることになりました。

膝に不安を抱え、前シーズンでは一度も守備に就かなかった松井選手。しかし、新天地でのキャンプでは守備練習もフルに参加し元気ぶりをアピール。オープン戦に向け順調に調整をしているようで、地元ファンの間でも今期の活躍に期待が高まっています。

その証拠に、3月4日(同5日、対ホワイトソックス戦)に行うオープン戦初戦のチケットが、異例のハイペースで売れているとの事。松井選手の入団が大きく影響しているのは間違いないようです。

ヒートアップしているのは、ファンだけではない

球団側のコメントとしては、「純粋に実力で(獲得を)判断した」としているが、ワールドシリーズ平均視聴率は11・7%で、過去最低だった昨年の8・4%から回復。さらに松井選手が6打点を挙げる大活躍をした第6戦は13・4%となっていました。

また、日本企業数社が球場に広告を出し、ヤンキースは毎年数億円の収益になっていたことや、MVP獲得後に松井選手にCMのオファーが殺到した事などを考えると、あながち期待していない訳ではないだろう。

実際、周辺地域の店舗施設も「松井効果」に期待を寄せ、既に動き出しているようです。ディズニーランドは松井選手の移籍が決まって直ぐに、日本の旅行代理店に「昼はミッキー、夜はゴジラ」とディズニーランドと試合観戦のパッケージツアーを働きかけ、準備に余念がありません。

また、エンゼルスでは日本人客を当て込み、早くも松井グッズを増産する方針とし、製造を急ぐなど、リーマンショック以来、景気状況に先行きが見えない米国内で、日本人観光客誘致で売上増を目論んでいるようです。

すべては今期の活躍次第、がんばれゴジラ!

さまざまな人々の思惑も含め、期待が集まる松井選手。しかし、それも松井選手自身の活躍次第だ。

ロサンゼルスはスポーツがさかんな街という。目の肥えたファンの期待を裏切らない活躍が出来るかがカギとなるのは間違いないでしょう。

移籍先のエンゼルスはイチロー選手の所属するマリナーズと同じア・リーグ西地区。二人の対決も見ものだ。

背番号55(GOGO)の通り、完全復帰に向けて驀進してほしい。

参考