本記事は、2009年4月2日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。
3月30日、石川遼君がついに憧れの地、ジョージア州オーガスタに入りました。
2月からのアメリカツアー初参戦、3戦して予選落ちが2回ということで、スコアメーキングに多くの課題を残したままですが、不安要因ばかりではありません。得意のドライバーについてはフォーム改造も調整がほぼ完了し、ショットは安定してきている様子。
いよいよ開幕直前になりましたマスターズ、みんなで応援していきましょう!
ということで、テレビでも現地でも、せっかくの「ゴルフの祭典」マスターズを観戦するのであれば、遼くんだけ観るのではもったいない事です。
そこで、遼くんのライバルとしてこれからもツアーで戦うであろう、若手出場選手『新聞・雑誌記事横断検索』を使って調べてみましたのでご紹介します! 遼くんとあわせて観戦すれば、マスターズの楽しさが格段にアップすること間違いなしです。
“英国の遼クン”こと19歳 ロリー・マキロイ選手
北アイルランド出身の「王子」は無造作に伸びた癖毛頭で、あか抜けない印象ですが、07年のアマチュア世界ランク1位を引っさげプロに転向した実力派。
マーク・オメーラ(米国)選手が「ショットが賢い。19歳の時点ではタイガー・ウッズ(米国)より上」と言えば、アーニー・エルス(南アフリカ)選手は「欧州が生む最高のゴルファーになる可能性を秘める」とメジャー優勝経験者がそろって称賛するというから、その評価の高さは相当なもの。
09年2月1日にはドバイデザートクラシックでツアー初優勝。09年2月1日時点では世界ランク36位から一気に16位に浮上した。(2009年3月30日現在17位)
今年のマスターズの出場選手では、10代は遼くんと、マキロイ選手と、この後ご紹介するダニー・リー選手の3人となる。俄然「10代対決」は注目を集めそうです。
ニュージーランド期待の新星 ダニー・リー選手 18歳
08年の全米アマ覇者の資格で、アマチュアながらマスターズ出場権を得ているダニー・リー選手(韓国出身、ニュージーランド)。
アマチュアながら、2月のジョニーウォーカー・クラシック(オーストラリア)で優勝し、同ツアーの最年少優勝記録を塗り替えたという実力は折り紙つきです。
マスターズの後に、プロ転向を表明しているので、今後も石川遼君とさまざまなツアーで対戦する事になるでしょう。
韓国出身のアジア系選手なので、女子フィギュアの浅田選手と、キム・ヨナ選手のように、よきライバルとしてお互いの刺激になるといいですね。今回のマスターズでは特に要チェックの選手です!
高校生で単身渡米、昨年、日本人3人目の米男子プロツアー優勝 今田竜二選手 31歳
ここで日本人選手もご紹介します。
今田選手は高校生で単身渡米、米ジュニア時代には、ジュニアメジャー大会オレンジボウルでタイガー・ウッズ選手がつくった大会記録を2打上回る14アンダーで優勝。同年ウッズを抑え、年間最優秀ジュニア賞に輝いた事もある。
その後、プロに転向するが腰痛などで低迷。しかし昨年5月の「AT&T」クラシック大会で悲願のツアー初優勝を飾る。世界ランクは72位だが、賞金ランキングが13位だった為、マスターズ招待資格ツアー賞金ランク30位以内の条件をクリア。遼くんとともに、初めてオーガスタの芝を踏む。3月30日時点で、4つ順位を上げて世界ランクは69位。
男子ゴルフ界に君臨する王者、タイガー・ウッズ選手 32歳
格が違いすぎてライバルとはいえませんが、マスターズを観戦する上では外せないでしょう。
昨年6月の全米オープン後、左ひざ手術に踏み切ったタイガー・ウッズ(米国)選手。夏以降の全試合を欠場したが、石川遼くんも出場した3月に開催されたアーノルド・パーマー招待で優勝。復帰から3戦目にして優勝と、驚異的な回復ぶりでマスターズを前に完全復活を印象づけた。
4大メジャー大会4回優勝という、前人未踏の「フォース・グランド」も現実味を帯びてきたタイガー・ウッズ選手。
帝王超えを目指す、現“王者”タイガー・ウッズ選手。実はわれらが遼くんも“王者”超えを目指しているのです。小学校の卒業文集で遼くんは「“20歳”でマスターズ優勝」と書いているらしいのです。これって、タイガー・ウッズ選手が97年に打ち立てた、マスターズ最年少優勝記録21歳を超えようとしてますよね?
遼くんの憧れであり、ライバルのタイガー・ウッズ選手とのツーショットが見られるかも注目です!
参考
- マスターズ・トーナメント – 公式サイト