本記事は、2011年2月24日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。

皆さんは頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)という言葉をご存知だろうか?
恐らく聞き慣れない言葉だと思います。

実際、これに似た症状で 悩まされ続けていた小生も最近知ったのですから。

先日、肋間神経痛で接骨院に通っている知人が、そこの先生に小生の症状を話したところ「それは、けいけいわんしょうこうぐんの可能性がありますね。酷くなると、吐き気をもよおしたり、大変なことになるので、早く整形外科か接骨院の受診を勧めて下さい。」とのことで、知人が大急ぎで連絡をくれたわけです。

(後から分かったのですが、「ケイケイワン」じゃなくて「ケイケンワン」が正解)

そこで、早速「けいけいわんしょうこうぐん」 を携帯の検索サイトで調べてみました。

すると、まさに「けいけいわんしょうこうぐん」で7万件もヒット!
頸肩腕症候群が浮き上がってきたわけです。

まず、Wikipediaを見てみると・・

頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん、英: cervico-omo-brachialsyndrome)は、首筋から肩・腕にかけての異常を主訴とする整形外科的症候群の一つである。肩腕症候群(けんわんしょうこうぐん)、頸腕症候群(けいわんしょうこうぐん)などともいう。

さて、その症状は?

首筋(僧帽筋や胸鎖乳突筋)、肩、上背部、腕にかけてのこりや痛み、しびれなどで、感覚障害や運動障害を伴うこともある。目の痛みや疲れ、風邪や 花粉症などによる鼻の異常、むし歯や歯周病などが、引き金になったり症状を増長させたりすることもある。

小生の症状に酷似!
ここで、すかさず得意の「G-Search新聞・雑誌記事横断検索」にアクセス。
キーワード「頸肩腕症候群」で検索を開始しま した。結果は「95件ヒット!」
その中身を見てみると・・・

以外に昔から存在していた

最も古い新聞記事としては、1988.06.15 化学工業日報の1面に関連記事の掲載を発見。 他にも、看護師、保育士などの比較的過重労働を職 業としている人からの訴訟記事などが昔から取り上げられていることがわかりました。

現在では

眼精疲労やドライアイに並ぶ”パソコン病”と称されているようです。

「首と肩に特に強い痛みが出て、腕から全身にかけてこりや痛みが生じる。腕や 手先にしびれがあり、疲れやすく、倦怠感(けんたいかん)も伴う」

という症状は、パソコンを使って仕事を続けてきた人なら思い当たる方もいらっしゃるのでは?

小生その後

結局、某医大病院の整形外科を受診してみました。
頸のレントゲンを6枚撮りました。

今までにいくつもの病院や接骨院、はたまた高額自費治療の民間療法などを試しましたが、腑に落ちる説明がありませんでしたし、改善に向かったためしがありませんでした。

今回は、「なるほど」というレベルにま では行きました。頸や肩のこりや痛みは、老化による頸や肩周辺の組織の硬直化が原因とのことでした。

現在のところ頸肩腕症候群一歩手前の症状で、このまま放置しておくとどんどん悪化しますよと脅されました。

予防と治療

医療的には具体的な治療法は無いようです。

対処療法としては、痛み止めや湿布を使ったりしますが根本的に治癒させるものではないとの事。やはり、規則正しい生活と適度な運動をやるしか無さそうです。

1日の中で、定期的に運動を行い体の血行を良くしたり、目を休めたりすること、そうすること で老化の進行を遅らせ、疲労を溜めにくい状態に保つことができるそうです。

「なーんだ当たり前の事じゃない」と聞こえてきそうですが、当たり前の ことが当たり前にできれば苦労も悩みも無いんですがね。

参考