本記事は、2010年12月9日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。

年を重ねてくるにつれ、驚くことが少なくなってくる気がします。ところが最近「おー」っと何度も思わせてくれた物がありました。それが、シリコンスチーマー。

今回はその万能調理器具シリコンスチーマーについて「G-Searchの新聞・雑誌記事横断検索」を使って調べてみたいと思います。

シリコンスチーマーとは

最近調理器具売り場などの特設コーナーで、カラフルなお弁当箱のようなものが並べられているのを見かけたことはないでしょうか。
ただの容器のようなのに?華々しく取り上げられている、それがシリコンスチーマーです。

シリコンスチーマーはシリコーンという人工物からできています。
シリコーンは自然界に存在する「ケイ石」を主原料とし、複雑な化学反応を加えて作り出されています。1940年代に米国で工業化に成功し、電気を通さない性質からゴムの代用品として市場に登場しました。耐熱性、耐薬品性、撥水性、電気絶縁性などに優れていて、熱に強く電気を通さない等、優れた特性を持ち、形状も自由に加工できることから、ロケットの部品から化粧品、コンタクトレンズ、食品まで、さまざまな製品に活用されています。

シリコンスチーマーを試してみる

そのシリコーンを使ったスチーマーは高い密閉性とほどよい蒸気量になるよう計算された上にデザインも優れています。色とりどりかつトマト、パンプキン、ピーマン、エスカルゴ等をかたどったものがあり、かわいくて置いておくだけでもいいと思えそうです。

私もテレビで有名店のシェフがシリコンスチーマーを使って料理をしている番組を見て気にはなっていたものの、本当に活用できるか自信がなく、試しに買うにはお値段が高く躊躇していました。そんな時タイミングよく友達から「これ便利だよ」プレゼントされ、シリコンスチーマーを試せることになりました。

まずは基本的な蒸し料理から始めてみたのですが、なかなか便利なのです。他にいったい何ができるの?と興味深く、思わずレシピ本を買いに本屋さんへ。本屋さんにもシリコンスチーマーを使いこなすための本が数多く並び、人気の程がうかがえました。

レシピにそっていろいろと試してみたところ「これはどうかな?」と思いながら作った、ゴーヤチャンプルーや焼きうどんなどもかなり美味しく出来あがりました。厳密に言うと炒めた、焼いたというよりかは蒸した仕上がりになるのですが、それはそれであっさり・しっとり・ヘルシーに頂けます。

まだ試せてはいないけれど、他にも興味深いレシピがいくつもあります。

例えばパスタ、乾麺と水とソースと具を一緒にいれて8分間、1度かき混ぜてさらに5分チンするだけで味のしみた美味しい一皿ができあがる、とか、下ごしらえした鶏肉に油を薄くつけてチンすると唐揚げ風にできあがる、とか。いろいろと作ってみるのが楽しみです。

いろいろないいところ

基本は蒸し料理を作ることになりますし、唐揚げなどの場合でも少ない油で済むために、カロリーや油分摂取を気にされている方にも最適です。

また今年のような夏のようなガスコンロの前でフライパンを振る気になれない猛暑の時には、かなり重宝しました。

フライパンを洗わなくてよいだけでも助かるのに、シリコーンの性質上汚れがサーッと落ちるため、後付けもとても簡単。その上「カラフルな色づかいでそのまま食卓に出してもおしゃれ」というキャッチコピーまでついていて、お皿としても使えるとのこと。お皿の役目まではたしてもらうと、食器を洗う手間まで省けてしまいます。

プレゼントしてくれたお友達に「ありがとう」と感謝したシリコンスチーマー。いつも忙しくしてる自分へのプレゼント、またラクさせてあげたい人へのプレゼントにぴったりです。

手間隙かける大切さを忘れないようにしながら、便利なものも取り入れていくのはいかがでしょうか。

参考