本記事は、2010年12月9日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。
炭水化物が大好きです。小麦粉も米も全く摂取しない生活なんて考えられません。炭水化物を減らして得られるスリムな体型よりも、炭水化物を美味しくいただいて感じる幸せの方が大切です。小麦粉をこねて発酵させ、オーブンで焼き上げたときの芳醇な香。それを味わうために家で手ごねパンを作るべく常に小麦粉をストックしています。
とはいえ手ごねには手間と時間もかかるので、ホームベーカリーを購入しようか考え始めたところに届いた「GOPAN品薄」のニュース。
「GOPANって何?」「G-Searchの新聞・雑誌記事横断検索」を使って調べてみました。
米粉ブーム
株式会社ジー・サーチの最寄駅であるJR田町駅の構内には米粉ワッフル店があります。
なんで米粉なんだろうとうっすら疑問に感じていましたが、米粉ってブームなんですね。
記憶に新しい小麦粉の価格高騰に加え、製粉技術の向上で粒子の細かい米粉が作れるようになったことも後押ししているようです。
粒子の細かい米粉だと、小麦粉のように自由自在に応用できるんだそうです。しかも米はほとんど国産ですので、食料自給率の向上にもなりますね。なんだかいいことをしている気分です。
液体と混ぜてもダマになりにくく、口に入れれば独特の食感の米粉。小麦粉由来の食べ物も大好きですが、米粉もまた違った魅力でそそられます。そんなわけで米粉ブームは今にはじまったものでもありません。ではGOPAN(ゴパン)の何が一体そんなにすごいのでしょう?人はなぜGOPANを欲しがるのでしょう?
ライスブレッドクッカー:GOPAN
通常パンは「粉」から作られます。小麦粉だけではなく上述の米粉から作ることもできます。ですが米粉なんて小麦粉以上に一般家庭にはストックされていないですよね。
でもどんな家庭でもたいてい置いてあるものが「米」。この粒状態の米を米粉の状態にし、さらにパンを作るまでの工程が一台で可能なのがGOPANのすごいところだそうです。
GOPANでパンを作るには、米の他に砂糖、塩、ショートニング。ここまでは家にあるものでなんとかなりそうですね。
加えて「小麦グルテン」と「ドライイースト」を用意します。この方法では小麦グルテンを使用していますが、小麦アレルギーの方でも食べられる、小麦ゼロコースもあるのだそうです。もちろん小麦粉で作る普通のパンもできちゃうそうで。一挙両得!
さらにさらにジャムやおもちまで作れるそうです。いや、ジャムは鍋でもできるかぁ。でも火にかける鍋では放置するわけにもいきません。準備してスイッチを入れれば、あとは待つだけのGOPAN。寝る前にセット、朝イチで焼きたてがいただけるGOPAN。
調べていたらやっぱりゴパン欲しくなってきました。今の私と同じ気持ちの人がたくさんいれば予約殺到も納得です。再開予定は2011年4月頃だそうです。楽しみ楽しみ☆
参考
- ライスブレッドクッカー GOPAN(ゴパン)
- COLUMN--Hot&Cool--米粒からパンを作ろう! 苦節4年で結実した新技術
週刊東洋経済 2010.8.7号