本記事は、2010年6月1日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。
ついに日本発売を果たした注目度No1アイテムの「iPad」。
ブラウジングからゲーム、動画、電子書籍などさまざまな用途がありますが、中でもビジネス用途での利用が注目されています。今回は気になるiPadのビジネス利用についてG-Searchの新聞・雑誌記事横断検索を使って調べてみました。
iPad、ビジネスではどう使う
まず考えられるのが、プレゼンテーションツールとしての活用。
プレゼン資料を持ち運ぶ事はiPhoneでも出来たが、今回きれいな画面が大きくなった事で活用シーンが大幅に広がりそうだ。
印刷資料の代わりに、客先でプレゼンする際に最適だ。
色や動き音を混ぜたプレゼンを、何人かに同時で見せる事ができる。
早速購入したビジネスマンによると、お客さんへの訴求力が紙より良いと、評価されていた。
また「みんなで一緒に画面を見て、知恵を出し合える。『1対多』のコミュニケーションが可能になる。パソコンとの大きな違いだ」と期待する声もあった。
パンフレットの代わりに「みずほ銀行」導入予定
みずほ銀行は7月から都内の支店数箇所に、iPadを置く予定がある。
銀行窓口で、呼出しの順番を待つ間に、年金受け取りやローン返済のシミュレーションを見せたりするそうだ。「パンフレットより興味をもってもらえるのでは」という声もあるが、細かく発生する、パンフレット改訂の対応が容易という利点もありそうだ。
エコや省コストにも繋がるかもしれない。
教育現場での導入
名古屋文理大学の情報文化学部情報メディア学科では、来春の新入生全員にiPadを配布する事とした。画面を通じて、教員と学生が情報共有しあう双方向の授業を想定しているという。
既にiPhoneを導入している青山学院大学の例によると、テキスト以外の教材資料の配信や学習問題集の運用。授業のビデオ配信などを実施している。
また、授業の出席やアンケート集計、テスト結果のランキング表示など、活用方法はいくらでもありそうだ。
参考
- アップル 丸かじり
週刊ダイヤモンド 2010.5.15号(2010.5.15) - もっと知りたい!ドラッカー
週刊ダイヤモンド 2010.4.17号(2010.4.17) - つぶやき革命「twitter」特集
週刊ダイヤモンド 2010.1.23号(2010.1.23)