本記事は、2009年10月9日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。

お笑いブームである。「不景気にはお笑い」という言葉を耳にしたことがあるが、双方、一体いつまで続くのか?景気は回復して欲しい。で、お笑いは別に去らなくてもよい。が、不景気が長すぎて、苦しくて、お笑いもだんだん笑えなくなってきた。笑しかもどんどん新しい芸人が出てきて・・・もう誰が誰だかさっぱり分かりません。若いっていいね。オイサンは、苦しいです。

そんな私でも結構前から知っていた「U字工事」っていう栃木県出身の漫才師がいる。茨城県を敵に回し、埼玉県を尊敬する栃木ネタ、栃木独特のイントネーション丸出しのスタイルは親しみを覚える。(私がその昔、3年ほど宇都宮に住んでいたこともあり、大好きである。しかも2人とも「栃木」的に「色男」の部類だと思う。)今回はそんな2人の「栃木興しネタ(?)」である「レモン牛乳」についてG-Searchの「新聞・雑誌記事横断検索」で調べてみた。

レモン牛乳とは?

商品名は、「関東・栃木レモン」

宇都宮市の老舗製乳メーカー「関東牛乳」が第二次世界大戦後間もないころに開発、「関東レモン牛乳」の名前で商品化。学校行事等で利用されていたことも手伝い地元では当時より人気商品であったが、関東牛乳が廃業、2004年9月で生産中止となる。しかし、地元民の要望が高まり、また知名度のある製品ということで、「栃木乳業」が製造を継承、復活し、現在に至る。

レモンといっても、「U字工事」曰く、「レモン果汁は一切入っていません!」である。・・・無果汁〈無脂肪牛乳、生乳(50%未満)、砂糖、ブドウ糖、香料、着色料(黄色4号)〉である。私は残念ながらまだ口にしたことはないので分からないが、是非一度飲んでみたい。(オイサンは、若者の「流れ」に乗りたいっ。)

お笑いが、ついに不景気を吹き飛ばすか

「関東・栃木レモン」は「U字工事」がネタとして使い、また、同コンビが故郷の魅力を書いた「レッツゴー!栃木」を出版したことで、現在では人気爆発らしい。

今年6~8月の3か月間は、前年同期比の約1・5倍にあたる一日平均約6000~7000パックを出荷。今年から通信販売も新たに始めた。東北自動車道の県内3か所のサービスエリアやパーキングエリアでも取り扱っており、宇都宮ギョーザや佐野ラーメンと並ぶ人気商品となっているという。さらに、「関東・栃木レモンヨーグルト」他、関連商品の売れ行きも好調、携帯ストラップは半月で2000個を完売したそうだ。恐るべし、関東栃木パワー!

レモンと牛乳と私

なんだか、一昔前のヒット曲のような副題となってしまったが、ピンと来た人はあの曲をBGMに本コラムを読んでもらいたい。

子供の頃、「レモンティーとミルクティーはあるのに「レモンミルクティー」は、何でないの?」と聞くと、「か・た・ま・っ・て、しまうからよ。」と綺麗なお姉さんに囁かれ、・・・・私が固まってしまったのを覚えている。(覚えているといっても、誰であったかは忘れたし、幼心に彼女が大人に映っただけで、本当は綺麗ではなかったかも知れないし、囁かれたかどうかも怪しい。)

牛乳にレモンを入れると固まる?!

お姉さん以来、つい最近まで「レモンを牛乳にいれたらダメだ。」と思っていたが、正確には「分離」するということだそうだ。それに、「熱」も関係しているので、アイスレモンミルクティーなら・・・固まらないということらしい。

「分離する原理はph、牛乳を酸性にして、加熱すると分離する。」混ぜるものは酢でもレモンでも何でもOK。分離しない場合は、熱が足りない(40度以上でないとNG。)か、酸度が弱いということになる。分離し、固まった部分はカード(カッテージチーズ)、液体部分をホエー(乳清)という。ホエー部分は栄養価が高い。

最後に

今考えると、(結果的に教えは中途半端であったのだが、)「固まること」を教えてくれたあの「綺麗な(うん、きっと、絶対、綺麗だった!)お姉さん」は、私の初恋であったかもしれない。なんて、檸檬のように可愛らしく、「関東・栃木レモン」のように甘酸っぱい?思い出だろうか。

結果、本コラムが、自分の思い出話となってしまった。。。。深くもなく、大したオチもないのに、貴重な時間を使って最後まで読んでくれた皆様にこれだけは言いたい。

ゴメンね、ゴメンね~。(ではまた次回。)

参考