本記事は、2010年9月9日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。

皆様は山ガールという言葉をご存知ですか?

最近はブームになるとなんでも名前をつけたがるようで。歴史好きの女性なら歴女、登山好きなら山ガール、マラソン好きならランニング女子、Rungirlなど様々な”女子”が増えています。かくいう私も、この歳で”ガール”や”女子”と言ってもいいのかは甚だ疑問ですが、”山ガール”です。

そんな私が最近気になる場所は「富士山」。
毎年夏になると、富士山頂が登山客で渋滞しているとのニュースを耳にします。

なぜ、富士山は渋滞が起きるほど人が集まるのでしょうか。
最近の登山者増の原因のひとつとも言われる山ガールを知るところから、富士山の魅力と実情をG-Searchの新聞・雑誌記事横断検索で調べてみました。

山ガールって?

2009年ごろから使われだした言葉で、山に登るだけではなく、可愛い格好に身を包んでいることがその特徴とか。確かに山ガールにターゲットを絞った雑誌やムックも登場しています。

もともとアウトドアグッズはカラフルなものが多いですが、最近は形も変わってきているようで、スカートでも動き易いものがあるようです。その下にはく柄タイツと合わせて、機能性も兼ね備えた可愛いファッションが楽しめます。

富士山=最強のパワースポット

富士山はパワースポットとしても有名です。もともと神体山として信仰の対象でもある富士山ですが、近年パワースポットという言葉も使われています。

パワースポットとは、風水などに基づいた考えで「気」をもらえる場所といわれています。霊山のエネルギーをもらって、恋愛パワーをアップさせたい、癒されたい!そんなスピリチュアル好き女子にとっても富士山は魅力的な存在です。

もちろん日本一の山頂から眺める絶景や、ご来光など日本人に生まれたからには一度は体験しておきたいと思う気持ちも分かりますが、これは今はじまったことでもないですよね。

もう一つ、最近登山者が増えた理由を考えてみました。

入山規制?!行けなくなるなら今行っておきたい?

人が多いことはさまざまな問題に繋がります。

ゴミを捨ててしまうのは問題外ですが、生理現象はどうしようもないもの。お手洗いによる環境破壊も問題です。環境面での影響だけではなく、山小屋の収容人数を超える登山者は無泊登頂となってしまい、体調面から危険が増えます。

登山者増加に伴う、こういった問題に対応するため、現在入山規制も検討されているようです。
富士山を世界遺産にしようという運動もありますが、そのときにはまた規制が出来る可能性もありますね。

登山者過去最高!

現在富士山では赤外線カウンターを設置して登山者数を把握しています。8合目以上の登山者数をカウントしたところ、2004年には20万人弱でしたがここ数年30万人前後の年が続いています。

今年の8合目以上登山者数はまだ発表されていませんが、登山口でのカウントでは過去最高を記録したとか。当然8合目以上の登山者数も過去最高になる可能性が高いですね。

週末には山頂付近は大渋滞。それも覚悟して登る場合には、山は危険ということもきちんと認識したうえで十分な準備を整えましょう。もちろんゴミは持って帰りましょうね。

参考