本記事は、2009年12月02日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。
総額150万円。最近、筆者の知り合いが引越しに伴い購入した家具や家電の総額だ。内訳は、ベッド50万、羽毛布団25万、ソファ25万…などなど。おっと、これ以上書くと本人に怒られそうなので止めておこう。
お金というものは、ある所にはあるものだ、とつくづく思った。お金を自由に使える人ならば、自分の思うがままに部屋を素敵にコーディネート出来てしまうわけだが、筆者のように毎日の食費をいかに切り詰めるか、なんて考えている者にとっては、家具一つ買うのは一大イベントである。
ソファ欲しいんだけどな、お金が…。。なんて考えながらネットでいろいろと検索をしていたら、家具のレンタルサービスなるものを見つけた。そこで、G-Searchの「新聞・雑誌記事横断検索」使ってさらに詳しく調べてみた。
買わずに手軽に手に入る
家具のレンタルサービス、昨今の不況やエコ意識の向上にあいまって人気に火が点きつつあるらしい。複数の会社がサービスを提供しているが、だいたいは次のような仕組みだ。
まず、申し込み時に商品(家具)価格の20~30%程度を支払う。その後、商品価格を月々分割で支払っていく。レンタル期間終了後には、申し込み時に支払った金額は戻ってくる。気に入った家具はそのまま買い取りも可能だ。とある会社のサービス価格を調べてみた。
- 定価10万円の商品を2年間レンタルした場合
月間レンタル料金:1,950円
総レンタル料金:93,600円
購入と比べ、レンタルだと6,400円お得だ。金額だけで見ればさほどお得感が無いようにも感じるが、最大のメリットは月々低コストでレンタルが可能ということだろう。購入する場合には、最初にまとまった金額を用意しなければならないが、レンタルの場合は月々数千円程度。金利手数料は発生しない。気に入れば購入できるのだから、カードで分割支払いにしようかしら、なんて考えている人にとってはお得なサービスといえるだろう。
レンタルのメリットいろいろ
レンタルの場合、金額的にお得ということ以外にもさまざまなメリットがある。
例えば、一人暮らしをしている人の場合、引越しをする機会は多いだろう。結婚したり実家に戻る、なんていう時は今の家具を捨てなくてはならない時もある。そんな「もったいない」ことも、レンタルなら防げるというわけだ。
また、高級家具で生活したい、なんていう願望もレンタルなら夢じゃなくなるのだ。筆者でも!!
レンタルやシェアサービスいろいろ
家具以外にも、さまざまなサービスがある。レンタルだったりシェアだったり、物によって仕組みはさまざまだ。一例をあげてみる。
- 車(カーシェアリング)
1台の車をみんなで共有するイメージだ。ガソリン代や税金、保険料、駐車場代など、維持費はみんなで分担する。プランによって変わってくるが、好きな時に低価格で利用することができる。 - ブランドバックやアクセサリーのレンタル
いわゆる「高級ブランド」のレンタルだ。価格帯は物によってさまざまだが、一週間数千円~数万円程度。流行に敏感な女性以外だけに限らず、最近では男性の利用も増えているそうで、高級腕時計などが人気らしい。購入前のお試しで、という人も多い。 - オフィス用品もレンタル
オフィスでレンタルといえば、デスクやイス、コピー機かと思いきや、最近はもっとバリエーションが増えてきている。装飾目的の品に注目が集まっているようで、絵画や置物のレンタルの他、洋ランなど高級な花のレンタルを行う会社もある。
ここに上げた以外にも、レンタルやシェアビジネスは数多く存在する。このご時世ということで新規参入する企業も増えている。なので、これからもっとおもしろいサービスが出てくるかもしれない。癒しを求め、ペットのレンタルなんて…と調べたらたくさん出てきた。今や、なんでもレンタルできてしまう時代なのですね。
金額的にお得なこれらのサービス、それはあくまでもレンタルやシェアだから。所有者気分を味わうか、本物の所有者になるのか、、それはその人の考え方次第。あなたならどちら?