音楽シーンに異変あり?!今、なぜか再結成ブーム

本記事は、2009年3月26に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。

今年の正月、あるニュースを見て驚いた人も多かったのではないだろうか。
ロックバンド「ユニコーン」の再結成だ。

昨年から、80年代90年代に活躍したバンドが相次いで再結成しており、音楽シーンを賑わせている。 そんな「バンド再結成ブーム」についてG-Search『新聞・雑誌記事横断検索』で調べてみた。

目次

  1. キーワードは「アラフォー」
  2. きっかけはあのバンド
  3. ゴタゴタも
  4. おまけ

キーワードは「アラフォー」

昨年の流行語大賞に輝いた「アラフォー」。この再結成ブームも「アラフォー」がキーワードになっているそうだ。

前述のユニコーンに加え、昨年再結成して話題になったのがジュン・スカイ・ウォーカーズとバービーボーイズ。そして今年再結成を宣言したのがリンドバーグだ。

どのバンドも1980年代後半から1990年代にかけて活躍し、メンバーはアラフォー世代。当時、彼らに夢中になっていた中高生のファンたちは、今まさにアラフォー、アラサー世代である。

昨今の不景気は音楽業界も例外ではなく、CDの売上は低迷している。米国でも5年前から比較して約半分まで落ち込んでいるという。そこで、音楽業界は新たなビジネスを模索し収益の中心をCD販売からライブ(コンサート)へ転換しようとしている。

フジ・ロック・フェスティバルに代表されるロック・フェス市場は拡大を続け、入場料収益だけでも120億円以上の規模だという。 そのフェスの目玉になるのが再結成バンドである。コンサート会場から遠のいていた当時のファンがフェス会場に足を運び、10代20代は好きな若手アーティストのルーツとして注目する。興行側は幅広い層の集客を期待でき、バンド側は活動をアピールすることができる。

低迷する音楽業界を救えるのは「アラフォー」な「バンドブーム」なのかもしれない。

きっかけはあのバンド

女優・沢尻エリカさんが見に行ったことでも話題になった、レッド・ツェッペリンの再結成コンサート。 2007年12月にロンドンで開催されたこのコンサートが世界中に再結成ブームを巻き起こしたと言われている。その後、メンバーであるジミー・ペイジは昨年8月に行われた北京オリンピックの閉幕式に登場するなど、注目され続けている。

アラフォーからはるかに超え「還暦」以上世代のツェッペリンが再結成したことにより、再結成は格好悪いことじゃないという意識が芽生えたのだ。

レッド・ツェッペリンは1980年にメンバーの不慮の事故により解散した。その後、数回再結成をしているが、いずれもメンバーは不本意に感じていたようだ。そこで、2007年のコンサートでは入念にリハーサルを重ね、圧倒的なパフォーマンスを見せたのだ。

このコンサートは約2万枚のチケットに対し、全世界から2500万人の応募があったという。またチャリティーオークションではチケットが約1900万円で落札され、本当に音楽業界は不況なのかと思わせる騒ぎになった。

ゴタゴタも

2007年10月に再結成した「X JAPAN」。昨年3月には東京ドームで復活コンサートを行ったが、その後予定していたパリ公演などはメンバーの持病により延期となった。さらに今月予定されていた韓国公演は契約上のトラブルにより直前に延期となってしまった。

97年に解散した後、メンバーはそれぞれ別の事務所に所属しており、今回の世界ツアーは「X JAPAN制作運営管理委員会」が管理、運営している。

X JAPANは死去したメンバーを映像で出演させるなど、解散時のメンバーにこだわり再結成後の活動をしている。今回のトラブルでメンバーが抜けることになれば、再結成自体が中止になりかねない。 X JAPANの今後の活動が順調に行われることを祈るばかりだ。

筆者もまさに青春時代はバンドブーム真っ只中。好きだったバンドのメンバーをテレビで見て「老けたな」と切ない気持ちになることもあるが、ついついライブ情報を調べてしまったりする。ちょっとした経済効果がここにも。

不況に立ち向かうアラフォー再結成バンドに今後も注目だ。

おまけ

◆再結成してほしいンピック◆
 :ビートルズ・・・絶対に無理なのはわかっているけど、一度でいいから見たい!
 :クイーン・・・オリジナルメンバーでの再結成を望む!これも無理。
 :Tレックス・・・タイムマシーンがあれば飛んで行きたい!
 次点:ニルヴァーナ

クイーンはポール・ロジャースを迎えて再結成をした際、オリジナルメンバーで見たいとの意見が多数ありました。
やはり、フロントメンバーが死去してしまったバンドの再結成は難しく、再結成しても不満が残ってしまうことも。

◆息が長いンピック◆
 :ローリング・ストーンズ・・・デビューからもうすぐ50年。
 :エアロスミス・・・低迷した後の復活劇はお見事。
 :キッス・・・フロント2人は常に活動。一度解散宣言をするも撤回。

ストーンズはメンバーの死去や脱退も乗り越え、現在も精力的に活動中。エアロスミスは一度低迷し地獄を見るも、華麗に復活。キッスはメンバーチェンジを繰り返しているが、フロント2人は健在。

これからのロックバンドは健康に注意して長生きすることが必要かもしれません。

参考

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