3Dテレビ普及のカギは2D?

本記事は、2010年10月25日に掲載された、G-Search sideB記事を再掲載しています。

最近話題の家電といえば、3Dテレビでしょうか。ソニー、東芝、パナソニックなど家電メーカが積極的にCMをおこなっていますね。
富士通もパソコンで3D映像が観られる機能を搭載したりと3Dテレビ(映像)がぐっとお茶の間に近づいた感じです。

今回はその3Dテレビについて、「G-Searchの新聞・雑誌記事横断検索」でしらべてみました。

目次

  1. 最初の3D放送は2007年のBS11
  2. 3D対応テレビの第一弾は韓国メーカーから
  3. 米国では「アバター」以前から3D映画ブームが
  4. 3Dテレビは普及するのか?

最初の3D放送は2007年のBS11

先ず、3Dテレビが記事として扱われはじめたのはいつくらいからか調べてみると、07年の12月に開局したBS11が立体放送を開始という記事がありました。

BS11が立体放送に乗り出した理由について「技術的には実用化の段階に来ているが、番組が先か、受像機が先かという、ある種にらみ合いの状態になっていた。そこに風穴を開ける意味で、実験的ではあるが本放送に踏み切ったという記者会見の記事がありました。

先ず日本では07年に立体放送からスタートしていたんですね。

3D対応テレビの第一弾は韓国メーカーから

もう一つ意外だったのは、最初に発売された3D対応テレビは韓国メーカーからという記事でした。BS11の親会社であるビックカメラがHYUNDAI製の3D対応テレビを08年4月12日発売とありました。

なんとなく、薄型液晶テレビで韓国にシェアを奪われた国内メーカーが次の施策として、3Dテレビを投入というイメージでしたが、実は韓国製の発売の方が早かったというのは意外でした。

その後、国内ではしばらく大きな動きはないのですが、部品メーカーが米国の動向にあわせ、3Dテレビ用のフィルターの生産を始めるなどの記事が出始めるのが、08年の末くらいから09年初めくらいです。

米国では「アバター」以前から3D映画ブームが

3Dテレビの仕掛けはどうやら米国から先行して始まったようですね。

09年8月の記事でパナソニックが「2010年にも(3Dテレビを)投入する計画。米ハリウッドの研究所とコンテンツ開発も進めている」と語っています。

日本国内では3Dテレビ販売の起点となったのはハリウッド映画「アバター」の公開~ブルーレイ(BD)、DVD発売からという感じですが、実は米国では「アバター」より先に、映画館で3D映画のブームが来ていたようです。

米国では08年ごろから3D映画の人気が上昇。「チケット代を3ドル(約280円)程度引き上げても観客数が増えた」(ソニー)。対応スクリーン数は急速に増えている。米ウォルト・ディズニーは、アニメの全作品を3D対応にすることを3月に表明。
という記事を09年8月でみつけました。

米国、日本での「アバター」公開は09年の12月なので、3Dシアターが米国内である程度、増えたタイミングで、満を持してアバター公開というのが実際の所のようです。

HD DVDとBDの次世代DVD規格戦争でも家電メーカーとハリウッドの映画会社との影響関係は非常に大きなものでした。この3Dテレビにおいてもこのタッグは健在ということでしょうか。

3Dテレビは普及するのか?

さて、この3Dテレビブーム?ですが果たして普及(浸透)するのでしょうか。
ここからは恐縮ながら、非常に個人的、主観的な話をさせていただきますが、「アバター」をみて思ったことは、実写の立体映像は最新の技術をもってもこれか~という印象でした。

不自然に飛び出し、目がチカチカしてしまいました。これで長時間の視聴はかなり厳しいでしょう。
その反面、コンピュータ・グラフィックス(CG)で作成された映像部分は非常に見やすくキレイなCG映像にさらにリアリティを加える事に3Dが一役買っていたと感じました。
CG映像と実写の映像時間の比率がもし逆だったら、個人的には見れたものではなかったと思います。

その事から考えられるのは、コラムタイトルにもしました、3Dテレビ普及のカギは、実写映像の3D化にあらず、CGなどの非実写(2D?)なのではないのかな?と個人的には思います。

現在のCG技術の高さは目を見張るものがあります。本物(実写)と見分けがつかないくらいです。でも、CGは実写じゃないので、アバターを観た感じとしては3Dの視覚的コントロールがしやすいのではないでしょうか。2台のカメラを使う実写撮影方式はやはり微妙なズレとかあるでしょうし、そのズレを後で直すのは難しいでしょう。また、機材や撮影に費用がかかり多数のコンテンツを揃えるのはタイヘンそうです。CGなら、レンダリングをするだけで、何度でも調整が可能でしょうし、ブレもズレもまったくなく3D映像素材が作れるでしょう。

かさねてもう一つ、映画以外で精巧なCGを使うコンテンツといえば、そう、ゲームですね。具体的なゲーム名は控えさせてきただきますが、美麗なCGを売りにしたゲームは何本かありますよね。このあたりのタイトルで3D対応版が出たりすると、普及がぐっと進むのでは?などと思います。

みなさんはどんな3Dコンテンツが観たいですか?

参考

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