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ストリーミング市場のビジネス規模はどこまで伸びるのか?

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現在、月額約300円~2,000円で世界中の映画やドラマ、アニメなどを自宅のテレビやスマホ、タブレットなどで楽しめる、ストリーミングサービスが人気です。わざわざレンタルビデオショップに足を運ぶ必要がないことや、テレビだけではなく、スマホやタブレットでいつでも好きなときに見ることができること、定額制で何本でも好きな動画を閲覧できることなどがその人気の理由です。
今回は、そもそもストリーミングサービスとはどういったものなのかといった基本的なことから、ストリーミング市場の規模、レンタルビデオ業界の対応策についてご紹介します。

注目を集めているストリーミングサービスとは?

インターネット上で動画を楽しむというと、日本ではYouTubeやニコニコ動画を思い浮かべる方が多いかもしれません。この2つの動画配信サービスのどちらも基本的にはストリーミングサービスです。ストリーミングとは、ネット上で動画や音声コンテンツをダウンロードしながら逐次、再生する技術のことです。すべてをダウンロードしてから視聴するには、容量が大きく時間もネットワークへの負荷もかかるため、ダウンロードを待たずにすぐに視聴する方法として生み出されました。

今回ご紹介するストリーミングサービスは、定額制動画配信サービスと呼ばれているものです。現在、日本ではNetflix、Hulu、Amazonプライム・ビデオなどに代表される海外発のサービス。さらにdTV、U-NEXTといった国内発サービスなど、10社以上がサービスを展開しています。

これらのサービスは、毎月約300円~2,000円を支払うことで、それぞれの持っている動画すべてを何回でも自由に視聴することが可能です(一部別料金のものもあり)。また動画はすべてクラウド上にあるため、ビデオやDVDのようなソフトもなければ再生機器も必要ありません。ネットにつながるテレビやスマホ、タブレットなどがあれば、自宅はもちろん外出中でも楽しめます。

レンタルビデオ市場規模が縮小した理由

ストリーミング市場規模は年々増加を続けており、2017年6月に三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した「オンライン動画配信サービスの動向整理」によると、2006年の368億円から2015年にはその約3.8倍の1,397億円になっています。
これに対して市場規模の縮小を続けているのがレンタルビデオです。日本映像ソフト協会が発表したレンタルビデオ市場規模によると、2000年以降のピークであった2004年の約1,143億から、2018年には半分以下の約349億円にまで落ち込んでいます。店舗数で見ても日本レコード協会の調べによると、1989年12月に6,213店舗あったCDレンタルショップが2018年には2043店舗と約33%まで減少しています。
レンタルビデオ市場がここまで縮小した理由はいくつか考えられます。理由のなかでも大きな割合を占めるのは、レンタルビデオに比べ、ストリーミングは視聴すればするほど割安であるということです。ほかには、わざわざレンタルビデオショップに出向く必要がないという理由も挙げられます。例えばAmazonプライム・ビデオであれば月額500円で視聴可能であること、見たいと思ったときにテレビだけではなく外出先でスマホやタブレットを使って視聴できることを考えると、かなり手軽でお得なサービスといえます。
また、レンタルビデオは、視聴したい映画がレンタル中で借りることができない場合もありますが、ストリーミングサービスではそうした心配がないことも大きなメリットです。

TSUTAYAが開始した定額借り放題サービスとは?

急速に認知を広げつつあるストリーミングの定額制動画配信サービス。これに対抗するべく、2017年10月、レンタルショップ大手のTSUTAYAも定額制動画配信サービス「TSUTAYAプレミアム」を開始しました。料金は月額1,000円(税抜き)で、旧作DVD・ブルーレイが借り放題、また動画も見放題となっています。 新作・準新作を除く約 10,000タイトルが対象です。ただし、このサービスは、TSUTAYA全店舗での展開ではないこと、店舗によってレンタルできる枚数が異なるなど、既存の定額動画配信サービスに比べ解決しなければいけない点は少なくないようです。

今後、さらなる発展が期待できるストリーミング市場

NetflixやAmazonプライム・ビデオなど海外発のストリーミングサービスのもうひとつのメリットとして、充実したオリジナルコンテンツがあります。海外や国内のドラマ、ドキュメンタリーなどそれぞれのサービスが独自に制作したコンテンツを楽しめるのも、私たち利用者にとって大きなメリットです。そして、これが乱立するストリーミングサービスを差別化する要因にもなっています。

その昔、一家に一台であったテレビは、一部屋に一台となり、今ではひとつのデバイスにひとつのテレビという時代になっています。さらに、ワンセグのようにプログラムが決まっているわけではなく、自分の好きなタイミングで好きな動画を視聴できるという利便性は、これまでになかったものです。
そういった意味でも今後、サービスの質によって淘汰は進むかもしれませんが、市場自体は発展していくことが予想できます。

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